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2005.03.05

パンダの死体

 「パンダの死体はよみがえる」(遠藤秀紀 ちくま新書)という本を読んだ.あらゆる動物の遺体を年間100体くらい解剖している著者の書いたものである.
 冒頭,上野動物園で死んだメナムという象の解剖の話から始まる.5tの象を解剖するには,2日くらいかかり,クレーンなどの機材費も100万円くらいかかるそうである.
 次は,パンダの手の話である.パンダは,熊科である.熊は,一般に動物を倒すために手が発達しており,手先は不器用であるが,パンダはうまく笹をつかめる.その理由は,長らく第6の偽の親指のためだと考えられていたが,実は,第7の指があることを解明したそうである.これには,CTスキャナやMRIなども使うらしい.同じように手の話として,レッサーパンダ,モグラ,ツチブタの話が出ている.
 その他,セザンコウ,オオアリクイ,忠犬ハチ公の話もある.
 合理的プロジェクトとは,無駄を一切省くようなものであるが,学問はその対極にあるべきである.ところが,学問の世界にも合理性が導入され始めている.死んだ動物は多くの場合生ゴミとして捨てられたり,焼かれたりしているそうである.
 ところで,解剖学者は,頭蓋骨のことを「ずがいこつ」ではなく,「とうがいこつ」と呼ぶそうである.

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コメント

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投稿: postal | 2007.10.15 16:18

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