携帯電話
「携帯電話はなぜつながるのか」(中嶋信生,有田武美 日経BP社)という本を読んだ.表題とおり,主としてW-CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式の携帯電話がつながる仕組みを説明している.
大まかな仕組みは,携帯電話が制御チャンネルで発信,無線基地局が加入者交換機にダイヤル情報を渡す,ホームメモリーに相手の位置登録エリアを問い合わせる,エリア内の加入者交換機にダイヤル情報を送る,エリア内のすべての無線局を経由してページングチャンネルで呼び出す,返事のあった局に回線を接続するという手順だそうだ.
W-CDMAは,帯域幅5MHz,チップレート3.84Mcps,非同期である.無線基地局は,FOMAで全国で屋外が3.5万,屋内が1万くらい,その他の会社のは5.4万くらいある.ホームメモリーには,都道府県くらいの大きさの位置登録エリアを記録している.その情報は,携帯電話がエリアが変わるたびに送信して登録する.携帯電話は,複数の無線基地局からの電波強度を測定している.
無線で,うまく情報を伝えるために,アンテナ,変復調,ダイバーシティ,誤り訂正,無線アクセス制御を工夫している.アンテナでは,水平指向性を広く,垂直指向性を狭くしている.変調では,W-CDMAでは,2相(上り)と4相(下り)の位相変調を使っている.変調には直交コードを使う.誤り訂正には,FEC(Forward Error Correction)とARQ(Automatic Repeat and Request)が使われる.
国際ローミングには,着信転送,UIMカードローミング,1端末ローミングの3種類がある.番号ポータビリティには,転送方式とリダイレクション方式がある.
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