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2009.07.02

熱処理

 「絵とき熱処理基礎のきそ」(坂本卓 日刊工業新聞社)という本を読んだ.鉄の熱処理について説明している.基礎,技術,恒温変態,表面硬化,実用鋼,欠陥事例などについて書いてある.
 炭素量で分類すると,0~0.02%が鉄,0.02~2.06%が鋼,2.06~6.67%が鋳鉄である.
 焼入性に影響する要因は,炭素量,結晶粒度の大きさ,合金元素の量などである.その評価は,試験片の端部を加熱するジョミニ試験法で行う.
 熱処理には,焼なまし(annealing,完全,軟化,球状化),焼ならし(normalizing,目的は内部応力解放,結晶粒を小さくする,材質改善,繊維組織の解消),焼入れ(quenchingまたはhardning),焼戻し(tempering,低温,高温,中間.目的は硬さの調整,内部応力除去,靱性の付与)の大きくは4種類ある.冷却剤は,水,焼入油,焼入剤などがある.
 硬さの測定法には,ロックウェル硬さ計(単位はHg),ブリネル硬さ計(HB),ビッカース硬さ計(Hv),ショア硬さ計(Hs)がある.
 表面硬化には,浸炭焼入れ(ガス,プラズマ,真空),火炎焼入れ,高周波焼入れ,窒化処理,ショットピニングなどがある.
 実用綱には,一般構造用圧延鋼,機械構造用炭素鋼,機械構造用合金鋼,工具鋼,浸炭鋼,窒化鋼,高速度鋼,快削鋼,ばね鋼,軸受鋼,鋼マンガン鋼,ステンレス鋼,耐熱鋼,鋳鋼,鋳鉄,焼結鋼などがある.

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