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2010.03.28

ボランティア

 「大江戸ボランティア事情」(石川英輔,田中優子 講談社)という本を読んだ.江戸時代の暮らしの中でのボランティア的な活動について書いてある.出ているのは,長屋暮らし,寺子屋,火消し,旅,大家,連,隠居などである.
 寺子屋というのは,関西系の呼び方で,江戸では手習い師匠といっていたそうだ.生徒は,寺子あるいは筆子に対して,手習子といっていた.江戸府内には,1500の塾があったらしい.休日は,三日の休みとういう,毎月1,15,25日だそうだ.正月は,12月17日から1月16日のほか,2月の初午,3,5,7,9月の節句,7月のお盆などである.授業は,半日で正午までだった.教科書は,~往来というのが多かった.
 火消しは,ひ,へ,ら,ん以外の48文字と百,千,万,本の組があった.大組のトップは,総取締といい,上からお職,二老,一老の3段階あり,その下の小組には組頭,纏持ち,梯子持ち,平人,人足の4階級があった.手当は,町入用から払われたが少額で,普段はドブさらい,正月の飾り付け,道路の修理などをしていた.
 江戸時代の旅行では,京都から日本橋まで125里20丁(493km)あり,15日程度で歩いた.1日400文くらいかかったが,無銭旅行をすることも可能だった.

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